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中国、「台湾封鎖」の予行演習=海峡要衝や軍港沖で展開



【北京時事】ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発した中国による4~7日の軍事演習は、台湾を取り囲む6カ所に区域を設定した。それぞれの場所は戦略的意味を持ち、「台湾封鎖」や有事さえ想定した予行演習の性質を浮かび上がらせる。

演習区域は台湾海峡で最も狭い地点や、台湾・フィリピン間のバシー海峡をにらむ海上交通の要衝に位置する。港湾都市の南部・高雄や北部・基隆、基地がある東部の花蓮、台東の沖合にも設けられた。6カ所はどれも台湾の防空識別圏と重なり、中国と台湾を分ける「中間線」もまたぐ。一部は台湾が主張する領海にも重なる至近距離に設定され、中国は台湾への威圧を高めた格好だ。

1995~96年の台湾海峡危機時と比べ、演習区域が台湾東部沖や南部沖に拡大した点も特徴だ。台湾初となった96年の総統直接選挙を前にした台湾海峡危機では、中国軍が本土から近い場所でミサイル試射などを行い台湾側を威嚇。米軍が空母2隻を出動させ、軍事力で劣る中国側が引き下がる形で事態が収束した。

中国軍はこれを教訓に空母保有を急ぎ、今年6月には3隻目の「福建」が進水。「空母キラー」と呼ばれる対艦弾道ミサイルや極超音速滑空ミサイルの開発も進めた。魏鳳和国務委員兼国防相は6月の演説で、これらのミサイルを実戦配備済みだと強調し、台湾統一のためには「軍事手段の使用を放棄しない」と明言した。

東部沖の演習区域の設定には、中国軍が、グアムなどから派遣される米軍の台湾支援を阻止する作戦を想定していることが読み取れる。日本の防衛省発表によれば、台湾東部沖の日本の排他的経済水域(EEZ)と重なるエリアには中国沿岸から弾道ミサイル5発が着弾。このうち4発は初めて台湾上空を通過したとみられる。

中国人民解放軍国防大学の孟祥青教授(少将)は国営中央テレビで、演習区域のうち台湾北部沖は沖縄県に近接し、南部沖は南シナ海に通じるバシー海峡を「封鎖」できる位置だと指摘。「外部勢力の干渉を阻止する意義がある」と解説した。

【時事通信社】

2022年08月05日 19時54分

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