立憲民主党など野党は18日、憲法53条に基づき、臨時国会の速やかな召集を政府に求める要求書を衆参両院議長に提出した。10日発足したばかりの第2次岸田改造内閣の閣僚、副大臣、政務官に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が続々と発覚していることを受け、自民党と教団の緊密な関わりを国会であぶり出す考え。政府・与党が直ちには応じないことを見越し、政権を揺さぶる狙いもある。
要求書は「国会で議論しなければならない課題」として旧統一教会問題、安倍晋三元首相の国葬、新型コロナウイルス感染拡大、物価高騰、安全保障問題などを列挙。立民のほか国民民主、共産、れいわ新選組、社民各党と野党系会派が名を連ねた。日本維新の会は加わらなかった。
【時事通信社】
〔写真説明〕臨時国会の早期召集要求書を細田博之衆院議長(中央)に手渡す立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長(中央右)ら=18日、国会内
〔写真説明〕臨時国会の早期召集要求に先立ち、野党国対委員長会談に臨む立憲民主党の馬淵澄夫氏(右から3人目)ら=18日、国会内
2022年08月18日 16時50分