【ドバイ時事】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で1日、首脳級会合が始まった。開会式で、国連のグテレス事務総長は、産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑える世界目標に触れ、「達成には全ての化石燃料の使用を段階的に廃止しなければならない」と呼び掛けた。
首脳級会合は、2日までの日程で、岸田文雄首相やスナク英首相ら約140カ国・地域の首脳が出席。各国が温室効果ガス排出削減の強化に弾みをつけられるかが焦点だ。ただ、世界の排出量の約4割を占める米中両国の首脳は参加を見送った。
【時事通信社】
〔写真説明〕COP28の首脳級会合に臨む岸田文雄首相(中央)と国連のグテレス事務総長(左)、議長国・アラブ首長国連邦のムハンマド大統領=1日、ドバイ(EPA時事)
2023年12月01日 23時24分