農林中金、1.2兆円増資検討=外債運用で含み損拡大



農林中央金庫が1兆2000億円規模の資本増強を検討していることが19日、分かった。米国などで金利が高止まりしており、外国債券の運用で含み損が拡大。損失処理に伴い、2025年3月期の連結純損益が5000億円程度の赤字に転落する見通しとなったため、財務基盤の強化を図る。

農林中金は、農業協同組合(JA)などが集めたお金を基に、農林水産分野の企業に融資したり、有価証券で運用したりしている。23年12月末の連結自己資本比率(普通出資等Tier1比率)は18.24%と高水準だが、同月末時点で債券運用の含み損が1兆9000億円余りに膨らんでいた。

【時事通信社】

2024年05月20日 08時24分

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