イラン情勢で駆け引き=米中閣僚、2日目協議



【ワシントン、北京時事】米中は16日、2日目の閣僚級貿易協議をパリで開いた。原油輸送の要衝ホルムズ海峡での中国による協力を巡り、トランプ大統領は、習近平国家主席と予定する首脳会談の延期も示唆。駆け引きを続けた。

ベセント財務長官は16日の協議終了後、記者団に対し、訪中が仮に延期されても「中国側がホルムズ海峡について何らかの約束をしたかどうかとは無関係だ」と指摘。「会談は建設的で、関係の安定性を示すものだった」と強調した。

閣僚級の貿易協議は15日からの2日間で、米国からはベセント氏とグリア米通商代表部(USTR)代表、中国からは何立峰副首相らが出席。ベセント氏はCNBCテレビで「数日中に声明を公表する」と指摘した。

ロイター通信によると、中国側は初日の協議で米国産農産物の追加購入に前向きな姿勢を示したという。米政権の新たな関税措置や、中国によるレアアース(希土類)の輸出規制なども議論した。

中国の李成鋼国際貿易交渉代表は協議後、関税の水準を安定化させるために双方が努力することで一致したと説明。米国は2月に対中関税を一部引き下げており、中国側も引き下げに応じる方針を示した可能性がある。

李氏によると、双方は貿易と投資に関する新たな枠組みの創設に向けても協議した。

一方、中国商務省は16日に報道官談話を出し、米国が通商法301条に基づき、関税の引き上げを念頭にした新たな調査を始めたことに抗議したと発表。対抗措置の発動も示唆した。ベセント氏は「報復の連鎖を未然に防ぐことが一連の会合の主な目的だ」と語った。

【時事通信社】

2026年03月16日 23時12分

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