
東京商工会議所の小林健会頭は4日の記者会見で、不法滞在などの外国人への対応厳格化に意欲を示す高市政権に対し、「中小企業は既に外国人と共生しており、うまくバランスを取ってほしい」と要望した。
小林氏は人手不足などを背景に、中小企業の4社に1社が既に外国人を採用していると説明。「彼らが会社の外へ出て暮らしていると、周りの人たちとのあつれきも生じ得るが、排斥は論外だ」と強調。厳格化一辺倒ではなく、文化的共生を図る政策を併せて進めるよう注文を付けた。
〔写真説明〕記者会見する東京商工会議所の小林健会頭=4日午後、東京都千代田区
2025年11月04日 17時47分