システム障害でビールなどの出荷が滞ったアサヒグループホールディングスが、来年2月にもシステムを復旧させる方針を取引先に伝えたことが21日、分かった。大半の商品の受注や出荷を通常の状態に戻す。
来週27日に勝木敦志社長らが東京都内で記者会見し、復旧方針やシステム障害の調査結果などを説明する。9月29日の障害発生後、社長が公の場で事情を説明するのは初めて。
同社は、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」による攻撃を受けてシステム障害が発生。一部を除く国内工場でビールなどの出荷・生産業務の停止を余儀なくされた。現在も受注の取りまとめを手作業で行うなど、完全復旧には至っていない。
2025年11月21日 20時36分
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