日本産食品の輸入規制撤廃=放射性検査書類など不要に―台湾



【台北時事】台湾当局は21日、東京電力福島第1原発事故を受けた日本産食品に対する輸入規制を同日付で撤廃したと発表した。全ての日本産食品に産地証明書の添付を求める措置や、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県産食品に関する放射性物質検査報告書の提出義務が廃止された。

台湾当局は9月に規制撤廃の方針を対外的に公表し、60日間の意見公募を経て年内に実現させる見通しを示していた。

中国が台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に反発して日本産水産物の輸入を事実上停止する中、頼清徳政権は対照的に輸入時の障害を取り除き、対日友好姿勢を誇示した格好だ。

〔写真説明〕台湾の旗(EPA時事)

2025年11月21日 19時55分


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