NY株、493ドル高=年内利下げ観測支え



【ニューヨーク時事】週末21日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の追加利下げ観測が高まったことで景気が下支えされるとの期待が膨らみ、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比493.15ドル高の4万6245.41ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は195.03ポイント高の2万2273.08で引けた。

ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁はこの日、南米チリの首都サンティアゴで講演し、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決める可能性を示唆した。巨額の人工知能(AI)投資を巡る懸念で冷え込んでいた投資家心理が改善。金融やハイテクなど幅広い銘柄に買いが入り、ダウの上げ幅は一時800ドルを超えた。

ただ、AI投資が収益向上につながるか懐疑的な見方はくすぶったままで、ハイテク株の買いの勢いは失速した。プラス圏に浮上した半導体大手エヌビディアは1%安で取引を終えた。

〔写真説明〕米ニューヨークのウォール街(EPA時事)

2025年11月22日 11時29分


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