日銀、12月利上げ決定の公算=政府が容認姿勢



日銀が今月18、19日に開く金融政策決定会合で、政策金利の0.75%への引き上げを決める公算が大きくなった。利上げを巡っては、積極財政・金融緩和を志向する高市政権の理解を得られるかが焦点になっていた。政策変更を見送って過度に円安が進行すると、輸入インフレが加速する恐れがあることから、物価高対策を重視する政府は、利上げを容認する姿勢を示している。

片山さつき財務相は5日の閣議後記者会見で、「植田和男総裁とのコミュニケーションはいろいろな意味で非常に良い。具体的な金融政策の実務運営は日銀に任せている」と述べ、日銀と意思疎通が図れていることを強調した。

〔写真説明〕握手する高市早苗首相(右)と日銀の植田和男総裁=11月18日、首相官邸

2025年12月05日 16時56分


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