5日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが1.950%に上昇(債券価格は下落)した。2007年7月以来、約18年半ぶりの高水準となる。
日銀が今月18、19両日の金融政策決定会合で利上げに踏み切り、その後も断続的に利上げが続くとの見方が強まった。積極財政を掲げる高市政権が国債を増発し、財政が悪化するとの懸念も債券売りを招いている。市場では「来週にも2%を試す可能性がある」(資産運用会社)との声が聞かれた。
【時事通信社】
2025年12月05日 16時22分
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