ユーログループ議長にギリシャ財務相=債務危機から信頼回復



【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は11日、ギリシャのピエラカキス財務相(42)を新議長に選出した。就任は12日付で、任期は2年半。2009年に財政収支の粉飾が発覚し、欧州債務危機の震源地となったギリシャだが、財政黒字を達成するなど足元の経済は好調で、今回の人事は信頼回復を象徴する出来事と言えそうだ。

ギリシャのミツォタキス首相は声明で「国家、政府、全ての国民にとって誇らしい日だ」と述べ、危機後の改革努力が実ったとの認識を示した。EUのコスタ大統領もX(旧ツイッター)への投稿で「ギリシャが過去10年で成し遂げた大きな進展が評価された」と祝意を表した。

〔写真説明〕ギリシャのピエラカキス財務相=10月9日、ルクセンブルク(EPA時事)

2025年12月12日 12時44分


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