
【北京時事】中国自動車各社が海外展開を加速させている。2025年の輸出台数は約710万台と過去最多を更新。東南アジアや欧州での生産を模索する動きも活発化している。
「海外事業はさらに広がる」。電気自動車(EV)メーカー、浙江零※科技(リープモーター)の朱江明会長兼最高経営責任者(CEO)は昨年12月、浙江省杭州で開いた創業10周年イベントでこう強調した。(※=足ヘンに咆のツクリ)
同社は低価格を強みとする新興勢で、25年の世界販売台数は前年比2倍超に膨らんだ。欧州自動車大手ステランティスと提携し、海外市場の攻略にも本腰を入れる。リープモーター幹部は「日本進出に興味を持っている」と打ち明けた。
中国では激しい値下げ競争を背景に、生き残りを懸けて海外に目を向けるメーカーが急増。EV最大手の比亜迪(BYD)や新興勢の蔚来は既に海外に工場を設けている。欧州などで摩擦が起きているものの、中国政府は海外進出を後押しする方針を崩しておらず、今後も中国各社の海外展開が進みそうだ。
中国メディアは、中国車の世界シェアが30年に3割を超えるとの見方を伝える。北京駐在の日系自動車大手幹部は「特に東南アジアや欧州で、日本勢は厳しい戦いを余儀なくされる」と警戒感を示した。
〔写真説明〕中国新興電気自動車(EV)メーカー、浙江零※(アシヘンに咆のツクリ)科技(リープモーター)の乗用車=2025年12月、浙江省杭州
2026年01月15日 13時28分