昨年の実質賃金、1.3%減少=物価高騰で4年連続マイナス―厚労省



厚生労働省が9日発表した2025年の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、名目賃金から物価変動の影響を差し引いた実質賃金は前年比1.3%減少した。マイナスは4年連続。食料品などの物価上昇に賃上げのペースが追い付かない状況が続いた。

基本給や残業代などを合わせた現金給与総額(名目賃金)は2.3%増の35万5919円、このうち基本給を中心とする所定内給与は2.0%増と、いずれも2年連続で2%台の伸びを記録した。

就業形態別に見ると、正社員など一般労働者の所定内給与が2.5%増と、伸び率は比較可能な1994年以降で最も高かった。パートタイム労働者の時給も3.8%増の1394円で過去最高の水準。春闘での賃上げなどを反映し、名目賃金は堅調な伸びを示した。

一方、消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)は3.7%上昇。前年の3.2%から伸びが加速し、実質賃金を押し下げた。

〔写真説明〕JR山手線に乗る通勤客ら=資料(EPA時事)

2026年02月09日 16時08分


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