
2026年春闘で、マツダは25日、基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせて月額1万9000円の賃上げを求める労働組合側に満額回答した。三菱自動車は1万8000円、ヤマハ発動機も1万9400円の賃上げ要求に対し、それぞれ満額で応じた。組合にとって幸先の良い滑り出しとなった。経営側も米関税措置による厳しい環境下でも労使交渉の早い段階で要求に応じ、賃上げの流れを維持する構えだ。
一時金もマツダが5.1カ月分、三菱自が5.0カ月分、ヤマハ発が5.3カ月分と、それぞれ要求通りの回答。来月18日の集中回答日を待たず、異例の早期回答だった。
マツダは5年連続の満額回答で、賃上げ額は現行の人事制度となった03年以降で最高だった。同社は、米関税負担が重荷となり、25年4~12月期の連結純損益が赤字に転落した。同社の竹内都美子最高人事責任者は、満額回答による人件費増大は厳しいとしつつも、「将来への覚悟と社員への信頼を示すことが必要だ」と説明した。
〔写真説明〕マツダの看板
2026年02月26日 08時03分