
【北京時事】中国税関総署が20日公表した4月の貿易統計の詳報によると、ロシアからの原油輸入量は前年同月比11.3%増の897万トンだった。中東情勢の悪化に伴い、隣国ロシアから購入を増やした。一方、米国産大豆の輸入量は2倍超に拡大。トランプ米大統領の訪中を前に関係改善を狙い、買い増しを図った可能性が高い。
原油の総輸入量は2割減となったため、ロシア産の比率は23.3%と前月の20.1%からさらに伸びた。イラン産の主な積み替え拠点とされるインドネシアからの輸入も急増。これに対し、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)など湾岸諸国産のシェアは低下した。ロシア産の購入単価は平均価格よりも安かった。
米国産大豆の輸入は333万トンで、前年同月は138万トンだった。前年実績を上回るのは今年初めて。トランプ氏は5月中旬に9年ぶりに北京を訪問した。それに先立ち、中国に大豆の調達拡大を求めていた。
〔写真説明〕桟橋に係留され、陸上の貯蔵施設に原油を移し替えるタンカー=4月7日、中国山東省青島(AFP時事)
2026年05月20日 21時09分