
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会が日本時間12日に開幕し、日本国内でも小売店や外食店で関連商品の販売が盛り上がり始めた。「大画面で観戦したい」という声に応えるテレビや、サッカーをモチーフにした食品など、各社が商機を逃すまいと知恵を絞っている。
家電量販店「ノジマ池袋東武店」(東京都豊島区)のテレビ売り場に広がるのは、緑の小型サッカーフィールド。各国チームのユニホームが飾られ、「観ようぜ良いテレビで」というPOPが目立つ。売り場担当者は、「立ち寄る人も多い」と装飾の効果に満足げだ。
ノジマでは、56インチ以上の大画面テレビの売り上げが6月7日までの1週間で前年比3割増の伸び。池袋東武店では、画面の対角線の長さが約2.5メートルある100インチが4月以降、数台売れたという。
W杯はネット配信もされるためスマートフォンで見る人も多いと予想されるが、「ビックカメラ有楽町店」(東京都千代田区)を訪れた30代の男性は「スマホより大画面のテレビで見たい」と断言。同店は専用売り場を設け、日本代表公式ユニホームや縫いぐるみも扱っており、「開幕前から想定以上に売れている」(担当者)という。
飲食業界にも応援メニューが登場する。日本マクドナルドは、サッカーボールに見立てたバンズで、分厚い牛肉やポテトのパテを挟んだバーガーなど、開催地の北中米をイメージした8種類の商品を17日から期間限定で販売する。
日本サッカー協会オフィシャルトップパートナーを務めるキリンホールディングスは、選手らのイラストを印刷したビール「一番搾り」などの缶商品を販売。同社は「勝ち進むほど売り場の注目も高まる。スポーツバーを中心に外食店のビール売り上げ増も期待できる」(広報)と日本代表の活躍を願っている。
〔写真説明〕サッカーW杯に向けて装飾された、ノジマのテレビ売り場=11日、東京都豊島区
〔写真説明〕W杯に合わせ、ビックカメラ有楽町店の中に設置されたサッカー日本代表のグッズショップ=11日、東京都千代田区
〔写真説明〕日本マクドナルドが発売するW杯開催記念ハンバーガー「ザク切りポテト&肉厚ビーフ
コク旨ガーリックペッパー」(日本マクドナルド提供)
〔写真説明〕ビール「キリン一番搾り」のサッカー日本代表デザイン缶(キリンホールディングス提供)
2026年06月13日 07時03分