
8日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、2.865%に上昇(債券価格は下落)した。中東情勢の混乱で原油供給不安が再燃しているためで、日本相互証券によると、1997年5月以来、約29年ぶりの高水準。
米中央軍はイランがホルムズ海峡で船舶を攻撃しているとして「強力な攻撃を開始した」とSNSに投稿。米財務省は7日、イラン産原油の購入を一時的に認める制裁緩和を撤回すると発表した。
原油供給を巡る不安から原油先物相場が上昇。インフレ懸念で米長期金利が水準を切り上げ、国内金利にも波及した。国内の財政悪化や、日銀の利上げが後手に回ることへの警戒感も、債券の売り要因になっている。
〔写真説明〕東京都心のビル街=資料(AFP時事)
2026年07月08日 10時16分