
22日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=163円台前半に下落した。米国とイランによる攻撃の応酬が続き、中東情勢のさらなる悪化が懸念される中、「有事のドル買い」が進み、約39年半ぶりの円安水準となった。
これに対し、片山さつき財務相は同日、「いつでも必要に応じ措置を取る」と市場をけん制。政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感も広がり、円の下げ幅は抑えられた。午後5時現在は162円94~94銭と前日比34銭の円安・ドル高。
原油供給への不安が再燃し、原油先物相場が高水準で推移。インフレ懸念から米長期金利が上昇し、日米の金利差も意識された。日本の貿易赤字が拡大するとの見方も円売り要因になった。
〔写真説明〕1ドル=163円台の円相場を示すモニター=22日午前、東京都港区の外為どっとコム
2026年07月22日 18時05分