AI浸透「まだ1、2合目」=10年であらゆる産業に拡大―上野山PKSHA代表



人工知能(AI)開発企業PKSHAテクノロジーの上野山勝也代表取締役がインタビューに応じ、AIの浸透度合いについて「まだ1、2合目くらい」と述べた。その上で、今後10年でAIの活用があらゆる産業に広がると語った。

―AIはどう進展してきたか。

(情報を計算・処理する)コンピューティングの費用が連続的に下がるとともに、計算量が爆発的に増えた。そして(人間の脳神経回路を模した)「ニューラルネットワーク」モデルの規模が大きくなり、言葉が扱えるようになった。

―現在と過去のAIブームの違いは。

複雑なデータの中にある構造を抽出できるようになった。画像や音声を認識したり、言葉を生成したりするための(問題解決の手順である)アルゴリズムを構築できるようになった。

―チャットGPT登場による変化をどう見る。

人間が話しているようなアプリに仕立てたことが大きい。2012年以降、技術開発自体は続いてきたが、社会や資金の流れが一気に変わった。画像認識エンジンはわずかな人しか使わないが、言葉は誰もが使う。急速に広がり、革命を起こした。

―影響の大きさは。

文章は人間以外は書かないという暗黙の前提で社会システムができているが、前提が崩れ、違う形の方が便利かもしれないという議論になる。定義にもよるが、人間が考えたことがないアイデアをAIが出力することはもう起きている。

―今後10年の社会の変化は。

あらゆる業界にさまざまなAIの端末やAIソフトウエアが作られ続ける10年がここから始まる。

〔写真説明〕インタビューに答えるPKSHAテクノロジーの上野山勝也代表取締役=8日午後、東京都港区

2026年09月24日 07時05分


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