独、戦闘再開に理解=国連総長「非常に残念」―パレスチナ



【パリ時事】ドイツのベーアボック外相は1日の声明で、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を再開したことを受け、「テロと闘わなければ、イスラエルは安全に暮らすことができない」と主張した。イスラエルの判断に理解を示した形だ。

ドイツはナチス時代のユダヤ人迫害に対する負い目から、10月以来のハマスとの衝突を巡ってイスラエル寄りの姿勢が鮮明だ。ベーアボック氏は「(戦闘の)人道的休止が継続されるため、われわれは全力を尽くさなければならない」とも強調。ハマスに拘束されている人質やガザ住民の窮状に懸念を示した。

国連のグテレス事務総長はX(旧ツイッター)への投稿で「軍事作戦がガザで再開したのは非常に残念」とする一方、イスラエルとハマスが戦闘休止で再合意することは可能だと期待。戦闘に逆戻りしても「人道目的の休戦がいかに重要かが明らかになるだけだ」と訴えた。

2023年12月01日 20時35分

international


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース