イスラエル外相、ガザ停戦交渉に「真剣」=米提案、ハマスは精査



【カイロ時事】イスラエルのサール外相は2日、訪問先のエストニアで記者会見し、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの停戦交渉について「われわれは(ハマスが拘束する)人質(解放に関する)取引や停戦に到達する意志を持っており、真剣だ」と表明した。ロイター通信が報じた。

トランプ米大統領は1日、米国が「最終案」と位置付ける60日間のガザ停戦案で示した条件にイスラエルが同意したと、SNSを通じ発表した。サール氏の発言はこれを受けたもので、「われわれは(米国の)ウィトコフ中東担当特使の提案にイエスと言った。良い兆候がある」と指摘。「現時点でこれ以上は言えないが、できる限り早期に緊密な協議を始めたい」と述べた。

ハマスは2日、交渉仲介役のカタールやエジプトから提案を受け取ったとした上で、「内部で協議を続けている」と表明。「(イスラエル軍の)侵攻終了とガザ撤退、ガザ住民への緊急援助を保証する合意」を目指しているとした。

〔写真説明〕イスラエルのサール外相=2月24日、ブリュッセル(AFP時事)

2025年07月03日 18時05分


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