
【ロンドン時事】英中部メイカーフィールド選挙区で18日投票が行われた下院補選は、19日に開票結果が公表され、与党・労働党の実力者バーナム・マンチェスター市長が勝利した。元下院議員のバーナム氏が党首選出馬の要件である国政復帰を果たしたことで、退陣圧力にさらされるスターマー首相(労働党首)に代わって政権を握る道が開けた。
バーナム氏は約2万5000票を獲得。次点の右派ポピュリスト政党リフォームUK候補のケニヨン氏は約1万5700票だった。投票率は59%。バーナム氏は勝利演説で「政治が機能しておらず、国があるべき状態にないとみんなが気付いている。今晩は転換点になり得る」と訴えた。
補選は5月の地方選での労働党大敗を受け、スターマー氏を批判する同党議員がバーナム氏に議席を譲るため辞任し、実施された。バーナム氏と、近年勢力を拡大するリフォームUKの配管工ケニヨン氏との事実上の一騎打ちとなった。
スターマー氏は19日、選挙結果を受け「党首選が行われるなら立候補する」と明言。政権運営を担う責任から「逃げ出すつもりはない」と辞任を否定した。ただ、求心力が弱まる中で政権維持を図るか、党内で強まる辞任圧力に屈するかの厳しい局面が続きそうだ。
〔写真説明〕18日、英中部メイカーフィールド選挙区で、支持者を前に演説する労働党の下院補選候補バーナム・マンチェスター市長(AFP時事)
2026年06月19日 20時23分