
【ワシントン時事】タス通信などによると、米国のウィトコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿クシュナー氏が5日、ロシアの首都モスクワに到着した。プーチン大統領と会談する予定。ウクライナ和平交渉の再開に向けた動きの一環で、新たな和平案を提示するとみられる。
ウィトコフ氏らは6日、ウクライナを訪れ、同国のゼレンスキー大統領と会談する見通し。ウィトコフ氏らのウクライナ訪問はロシアによる侵攻開始後初めて。
ゼレンスキー氏は4日のビデオ演説で、ウィトコフ氏らが6日にキーウ入りすると明かし、渡航のため必要な期間、無人機などによる対ロ攻撃を停止すると表明。ロシア側にも同様の措置を取るよう求めた。訪問を巡ってはウィトコフ氏が安全面で懸念を持っているとも伝えられる。
ロシアのペスコフ大統領報道官は5日、プーチン氏が同日から7日までの3日間、キーウへの攻撃を停止するよう命じたと明かした。ただ、ゼレンスキー氏によると、4日夜から5日未明にかけてキーウ周辺の空港2カ所が攻撃を受けた。ウクライナ空軍もロシア軍の弾道ミサイルや無人機により各地で被害が出たとしている。
トランプ氏は4日、記者団に「彼らは戦争を終結させる提案を携えて行く」と語った。トランプ政権が仲介するロシアとウクライナの和平交渉は、米国が2月に対イラン軍事作戦を開始して以降、中断している。ロシアが割譲を要求するウクライナ東部ドンバス地方の扱いなどを巡って双方の対立が続いている。
〔写真説明〕トランプ米大統領の娘婿クシュナー氏(左)とウィトコフ中東担当特使=4月12日、パキスタン・イスラマバード(AFP時事)
2026年09月05日 22時01分