NYタイムズ紙、ウォーレン氏ら2女性支持=大統領選民主指名争い



【ワシントン時事】米有力紙ニューヨーク・タイムズは19日、秋の大統領選の民主党指名争いで支持する候補としてウォーレン上院議員(70)とクロブシャー上院議員(59)の2女性を選んだ。複数を支持するのは異例だが、党を二分する左派と穏健派のそれぞれの「先駆者」と評価した。2人は世論調査の支持率が3位と7位で、今後の指名争いに影響を与える可能性もある。

同紙は1860年以降、支持する大統領候補を発表してきた。従来は密室で討議してきたが、今回は、9人の候補者への1人90分に及ぶ面接に初めてテレビカメラが入り、19日夜放映のドキュメンタリー番組でその選定過程が公表された。

ウォーレン氏については「政策立案の真剣さと構造改革への執念」を理由に挙げた。ただ、本選でトランプ大統領に勝てるかについて懸念もあったという。一方、上院議員経験の長いクロブシャー氏は、有権者へのアピールに不安を残しつつも、「党を統合する能力を備えた熟練した交渉人」と評価された。

〔写真説明〕米民主党のウォーレン上院議員=19日、アイオワ州デモイン(AFP時事) 〔写真説明〕米民主党のクロブシャー上院議員=2019年12月、ロサンゼルス(AFP時事)

2020年01月20日 17時04分


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