【ロンドン時事】ロシア軍はウクライナ東部を中心に激しい攻撃を継続し、北東部ハリコフなどでは17日から18日にかけて砲撃による住民の犠牲が相次いだ。ゼレンスキー大統領は通信アプリで「正当性のない巧妙かつ冷笑的な民間人への攻撃で、許されない」として「報復」を宣言。ウクライナ当局のまとめによると、2月の侵攻開始以降、同国の子供の死者は361人に上った。
地元当局者が通信アプリで明らかにしたところでは、17日夜、ハリコフ中心部にある3階建て住宅にロシア軍の「イスカンデル」とみられるミサイルが命中し、7人が死亡。砲撃は18日未明も続き、さらに2人が死亡し、子供2人を含む18人が負傷した。17日にはドネツク州各地でも戦闘があり、民間人3人が死亡した。
〔写真説明〕17日、ウクライナ北東部ハリコフの砲撃を受けた建物で、救助活動に当たる救急隊員ら(AFP時事)
2022年08月18日 18時39分