衆院予算委員会は22日、菅義偉首相と関係閣僚が出席して集中審議を行った。新型コロナウイルス感染症の「収束宣言」を政府が出すことについて、首相は「『収束』を一概に定義することは困難だ」と指摘し、「(発出は)なかなか難しい」との見解を示した。国民民主党の古川元久国対委員長が「収束のめどが分からないと国民は不安だ」として宣言を求めたのに対して答えた。
首相は衆院解散・総選挙の時期について「(任期満了を迎える)秋までのどこかで衆院選を行う必要があり、よく考えて決めたい」と改めて述べた。日本維新の会の杉本和巳氏はワクチン接種の進捗(しんちょく)状況が解散判断に与える影響を尋ねたが、明言を避けた。
〔写真説明〕衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相=22日午前、国会内
〔写真説明〕衆院予算委員会で挙手する菅義偉首相=22日午後、国会内
2021年02月22日 18時41分