
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を巡り、同原発の稲垣武之所長は27日の定例記者会見で、年内に地元同意手続きが終わった場合、早ければ来年1月にも再稼働が可能になるとの見通しを示した。
稲垣所長によると、地元同意手続きの終了後、原子力規制委員会に同原発6号機の使用前確認を申請する。手続きには「(一般的に)3週間から1カ月程度」かかるという。
花角英世知事は21日、再稼働容認の意向を表明。来月2日に開会する県議会も同意する見込み。
稲垣所長は知事の意向表明について、「厳粛に受け止めている。身の引き締まる思いの下、発電所全体としての(緊急時の)対応能力を高めていきたい」と述べた。
〔写真説明〕記者会見する東京電力柏崎刈羽原発の稲垣武之所長=27日午前、新潟県刈羽村
2025年11月27日 17時40分