「国宝」邦画実写で興収1位に=173億7700万円超、22年ぶり新記録



東宝は25日、映画「国宝」の興行収入が24日までに173億7739万円に達したと発表した。アニメを除く日本映画の実写作品では、「踊る大捜査線

THE

MOVIE



レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年公開)の173億5000万円を抜き、22年ぶりに歴代1位記録を更新した。

「国宝」は、吉田修一さんの同名小説を李相日監督が映画化。芸道に身をささげる歌舞伎俳優の激動の半生を描く。任侠(にんきょう)の一門出身で、父の死後、上方歌舞伎の名家に引き取られ、女形の人間国宝にまで上り詰める主人公を吉沢亮さん、そのライバルで名家の御曹司役を横浜流星さんが務めた。「二人道成寺」「曽根崎心中」などの歌舞伎の場面が吹き替えなしで撮られ、話題を集めた。

6月の公開以降、各方面で評判となり、8月中旬には興収100億円を突破。その影響で原作の累計発行部数は200万部を超え、鑑賞後にロケ地に足を運ぶ「聖地巡礼」も見られ、映画界の枠を超えた社会現象となっている。

【時事通信社】 〔写真説明〕映画「国宝」の場面写真

(C)吉田修一/朝日新聞出版

(C)2025映画「国宝」製作委員会 〔写真説明〕映画「国宝」のポスター=8月29日、東京都新宿区

2025年11月25日 13時42分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース