静岡県藤枝市の酒造メーカー「志太泉酒造」は、同市の障害者福祉施設「遊笑舎」で入所者が栽培、収穫したブラックベリーを100%使用したリキュールを完成させ、市役所で報告会を開いた。市のスタートアップ支援補助金を活用し総事業費100万円で開発。販売開始は来年1月中旬を予定している。
日本酒をベースに、無農薬で栽培されたブラックベリーを使用した。アルコール度数は13%と控えめで、ほのかな甘みとすっきりとした口当たりが特徴。500ミリリットル瓶で約800本を生産した。完成報告会で試飲した北村正平市長は、「さわやかな味」と舌鼓を打った。
志太泉酒造の望月雄二郎社長によると、国内産100%のブラックベリーリキュールは全国でも珍しいという。販売価格は1本1980円。市内の小売店やワインショップで販売する。望月社長は「ゆくゆくは、ふるさと納税の返礼品などにも展開できれば」と期待を寄せた。
2025年12月11日 16時10分
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