群馬県と群馬県産業支援機構は12日、副業・兼業人材の活用事例を紹介するセミナーを開催した。セミナーは2部構成で行われ、会場参加・オンライン視聴合わせて146人の中小企業経営者が耳を傾けた。
第1部で帝国データバンクの直井明彦群馬支店長は、黒字のまま廃業する県内企業の多さに言及。「誰にも迷惑をかけない」としつつも、失われる商機があることを指摘。機構の近藤潤人材戦略マネージャーは、「経営者は孤独だが、早い段階で周囲に相談してほしい」と訴えた。
第2部では、県内企業を交えたパネルディスカッションが行われた。オーツェイドの渡部嘉之社長は、社で迎えた自動車部品技術者が新たな視点をもたらしていることを紹介。化粧品メーカーの販促担当者を迎えた大和屋の平湯聡社長は、大手ならではの技法やプロ意識の高さに称賛を送った。
2025年12月15日 11時42分
other