小学館、被害女性に謝罪=「マンガワン」原作者性加害で



小学館の漫画アプリ「マンガワン」編集部が、男性漫画家の性加害を知りながら別のペンネームで新連載の原作者に起用した問題で、同社は9日までに、被害女性に謝罪した。

小学館によると、5日に同社取締役が代理人弁護士の事務所を訪れて、電話で女性に謝罪。9日に公式サイトで経緯を説明し、「女性の人権をないがしろにした行為で、管理監督責任を痛切に感じている」などとするコメントを出した。

被害女性も代理人弁護士を通じてメッセージを発表。「(過去連載の)休載の本当の理由を伝えるべきだと思っていた。心から望むことは、被害の実相を広く知っていただき、社会全体で子どもを性被害から守る仕組みをつくっていただくこと」と記した。代理人弁護士は「女性より上の学年にも複数の被害者がいたという情報が寄せられている」とコメントした。

男性漫画家は北海道の私立高校教員だった2020年、教え子で10代だった女性への性加害で逮捕され、罰金刑を受けた。女性が損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は先月20日、男性に1100万円の支払いを命じ、今月9日までに原告、被告側の双方が控訴した。

マンガワン編集部は逮捕を受けて連載を中止したが、22年に一路一にペンネームを変えて新連載「常人仮面」の原作者に起用した。

〔写真説明〕小学館のロゴマーク

2026年03月09日 12時27分


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