
らい予防法による国の隔離政策により、差別を受けたハンセン病患者の名誉回復と追悼のための式典が22日、厚生労働省で行われた。上野賢一郎厚労相らが出席し「こうした歴史を二度と繰り返さない」と決意を語った。
今年はらい予防法廃止から30年の節目に当たる。式典では元患者らが追悼の碑に献花し、黙とうをささげた。上野氏は式辞で「患者や家族が人権上の制限と偏見差別を受けたことを深刻に受け止め、深い苦しみと無念の中でお亡くなりになった方々に哀悼の誠をささげる」と述べた。
ハンセン病違憲国賠訴訟の全国原告団協議会会長、竪山勲さん(77)は「私たちハンセン病元患者や家族はいまだに偏見差別が渦巻く中でじっと身を潜めて生きている。共生社会の構築に向けて、再度国を挙げて取り組みを強化してほしい」と訴えた。
国は患者への補償金の支払いを定めたハンセン病補償法が施行された6月22日を「名誉回復と追悼の日」と定め、2009年から毎年この時期に式典を開いている。
〔写真説明〕ハンセン病患者の名誉回復式典で追悼の碑に献花する上野賢一郎厚生労働相=22日午前、東京都千代田区
2026年06月22日 14時31分