ウシ腱で前十字再建、本格治験=早大など、29年度承認目指す



早稲田大と東京女子医科大の研究グループは24日、膝前十字靱帯(じんたい)を損傷した患者に対し、免疫反応の原因を取り除いたウシの腱(けん)を移植し有効性を確かめる本格的な臨床試験(治験)を開始したと発表した。移植した組織が患者自身の靱帯へ置き換わる技術で、57人を対象に既存治療と比較し、2029年度中の製造販売承認を目指す。

膝前十字靱帯は太ももの骨とすねの骨をつなぎ、膝関節を安定させる役割を担う。サッカーやバスケットボールなどで損傷することが多く、国内では年間約1万9000人が再建手術を受けていると推定される。既存治療では、患者自身のハムストリング腱や膝蓋(しつがい)腱を移植材料として使うが、採取した部位の痛みや筋力低下などが課題となっていた。

2026年06月24日 17時57分

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