
海外での臓器移植を有償であっせんしたとして、警視庁と愛知、兵庫両県警の合同捜査本部は7日、臓器移植法違反容疑で、元NPO法人「難病患者支援の会」理事の菊池仁達容疑者(66)=横浜市都筑区中川=ら3人を逮捕した。認否を明らかにしていない。
同庁生活環境課によると、有償であっせんした容疑での摘発は全国初。菊池容疑者は同法人(1月に解散)理事だった際、海外での移植を無許可であっせんしたとして、2023年に警視庁に逮捕されたが、保釈中に今回の事件に関与したとみられる。その後、懲役8月の実刑判決が確定し、今年1月に収監された。
他に逮捕されたのは、菊池容疑者が実質的に経営する一般社団法人「国際医療相談室」(東京都港区)の代表理事安藤貴樹(66)=東京都世田谷区北沢、会社員で菊池容疑者の長男、充(42)=横浜市港北区新横浜=両容疑者。
逮捕容疑は、ウェブサイトで「国内での移植の機会はごくわずかに限られていますが、海外では日常的に実施されているのが現実」などと希望者を募集。25年11月~26年1月、問い合わせがあった都内の70代男性に海外での移植を勧め、事務手数料と外科医謝礼金の名目で計1236万円を振り込ませ、あっせんの対価を受け取った疑い。
同課によると、受領額の大半は菊池容疑者の借金返済に充てられたという。
〔写真説明〕警視庁が押収したノートや関連資料など=7日、東京都千代田区
〔写真説明〕警視庁本部=東京都千代田区
2026年07月08日 08時01分