痛み和らげる触覚神経集団=マウスで特定、ヒトで確認目指す―九州大



「痛い所をさすると和らぐ」現象の仕組みをマウスで解明し、痛みを和らげる触覚神経の一部集団を初めて特定したと、九州大の研究チームが発表した。同大の津田誠主幹教授は15日にオンラインで記者会見し、「ヒトにも同じ触覚神経の集団があると確認できれば、痛みを和らげる新治療法につながる可能性がある」と話した。論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。

研究チームは、唐辛子成分「カプサイシン」の溶液をマウスの足の裏に注射する実験を行った。マウスは痛みを感じた足の裏をたびたびなめるが、触覚神経の一部の集団を遺伝子操作でなくしたマウスは、なめる時間が通常より増えた。一方、この触覚神経集団を人為的に刺激したマウスは、なめる時間が減り、痛みの信号を脳に伝える脊髄の神経反応が低下した。

〔写真説明〕九州大学伊都キャンパス=福岡市西区

2026年07月15日 17時05分


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