
奈良県中部にある飛鳥時代の遺跡群「飛鳥・藤原の宮都」について、韓国・釜山で開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は26日、世界文化遺産への登録を決定した。
世界遺産委は「中国大陸や朝鮮半島との交流と仏教伝来を示し、後代にも大きな文化的影響を与えた」「東アジアの古代宮都の形成過程を示す重要な物証」と評価した。
国内の文化遺産登録は、2024年の「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)に続き22件目。自然遺産を含めた国内の世界遺産は計27件となった。
飛鳥・藤原の宮都は、奈良県明日香村、橿原市、桜井市に点在する6~8世紀の遺跡群。飛鳥宮跡や遷都先の藤原宮跡、国宝の極彩色壁画で知られる高松塚古墳など計19の資産で構成される。
07年に「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」として、ユネスコの暫定リストに記載。政府が昨年、「二つの宮都の変遷を通じ、東アジアの古代国家形成期に中央集権体制が誕生した経緯を示す唯一無二の資産」として、ユネスコに推薦していた。
〔写真説明〕飛鳥宮跡と藤原宮跡周辺=奈良県明日香村、橿原市(世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会提供)
〔写真説明〕飛鳥宮跡=5月29日、奈良県明日香村
〔写真説明〕高松塚古墳(奈良県明日香村)の国宝の極彩色壁画「西壁女子群像」(文化庁提供)
〔写真説明〕高松塚古墳=5月29日、奈良県明日香村
〔写真説明〕藤原宮跡=5月29日、奈良県橿原市
〔写真説明〕キトラ古墳=5月29日、奈良県明日香村
〔写真説明〕石舞台古墳=5月29日、奈良県明日香村
2026年07月27日 08時11分