「地元の誇り」と大きな拍手=世界遺産登録に歓喜―奈良・橿原市



藤原宮跡などがある奈良県橿原市では26日、パブリックビューイング(PV)会場に市民ら約350人が集まり、インターネット中継で、韓国で行われた世界遺産委員会の審議を見守った。午前10時45分ごろ登録が決まると大きな拍手が湧き起こり、「地元を誇りに思う」との声が上がるなど会場は喜びに包まれた。

現地で審議を見届けた山下真知事は中継で、「きょうは奈良にとって誇りある瞬間。全ての方に感謝申し上げる」とほっとした様子で語った。

PV会場ではくす玉が割られ、万歳三唱の声が響いた。登録決定を伝える号外と記念品のトートバッグが配られた。

遺跡について学ぶ「世界遺産クラブ」(同市)に所属する中学1年生田中志穂さん(13)は、自作のうちわを手に会場を訪れた。「住んでいる場所に世界遺産があることを誇りに思う。外国へ行ったときに自分の国の成り立ちを説明できるようにしたい」と意気込む。

20代の頃から発掘に携わる奈良文化財研究所の本中眞所長(71)は「会場で皆さんと喜びを分かち合えて本当によかった」と笑顔を見せる。「遺跡の発掘と保存が両立できるよう力を尽くす」と述べた。

〔写真説明〕飛鳥時代の遺跡群「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録が決まり、喜ぶ市民ら=26日午前、奈良県橿原市 〔写真説明〕飛鳥時代の遺跡群「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録が決まり、くす玉を割って喜ぶ人々=26日午前、奈良県橿原市 〔写真説明〕「飛鳥・藤原の宮跡」の世界遺産登録が決まり、パブリックビューイング会場で自作のうちわを手にする田中志穂さん=26日午後、奈良県橿原市 〔写真説明〕世界文化遺産登録が決まり、「藤原宮跡」で写真撮影に応じる(左から)奈良県明日香村の森川裕一村長、橿原市の亀田忠彦市長、桜井市の松井正剛市長、県世界遺産室長の森井順之さん=26日午後、奈良県橿原市

2026年07月26日 17時20分


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