旧統一教会顧問弁護士に無罪=侮辱罪「論評逸脱せず」―東京地裁



世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への追及で知られるジャーナリスト鈴木エイトさんをブログ上で侮辱したとして、侮辱罪に問われた元教団顧問弁護士の中山達樹被告(51)の判決が16日、東京地裁であった。高森宣裕裁判官は「論評としての域を逸脱しているとは言えない」と述べ、無罪(求刑罰金10万円)を言い渡した。

高森裁判官は「いじり人格」などの表現について、「独善的な印象を与え、鈴木さんの社会的評価を下げる危険があった」と指摘。一方、全文を読めば、ジャーナリストのペンネーム使用の弊害に関する論評が主題と理解でき、「人格の中傷を主題としたものとは言いがたい」と判断した。

これまでの公判で被告は「カジュアルな表現を使えば広く読まれると期待した。反省している」と述べていた。

被告は2023年8月、「シコシコ書いて独り留飲を下げていた。いじり人格。おちょくり坊主」などと投稿し、鈴木さんを侮辱したとして在宅起訴された。

判決後、記者会見した鈴木さんは「私の社会的評価を下げる危険性が認定された。結論としての無罪は残念だが、ある程度納得している」と話した。

佐藤剛・東京地検次席検事の話

判決内容を十分検討して適切に対処したい。

〔写真説明〕侮辱罪に問われた旧統一教会顧問弁護士の無罪判決後、記者会見するジャーナリストの鈴木エイトさん=16日午前、東京都千代田区

2026年09月16日 15時32分


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