
東京電力は2日、事故を起こした福島第1原発2号機の格納容器貫通口からロボットアームを投入し、内部調査を始めた。これまでより広範囲の状況把握を目指しており、溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出しも予定している。作業期間は約半年と見込んでいる。
東電によると、今回はロボットアーム進入の障害となるレールやケーブルを高圧水で一部切断した上で、内部の3次元データや映像を取得。新たな装置の開発・設計などに活用する。
貫通口は、核分裂反応を抑える制御棒を出し入れする装置の搬出などに使われていた。圧力容器の下までレールが敷かれており、調査の支障となっているという。
また、ロボットアームに取り付けた複数のカメラで圧力容器下部などを撮影。デブリの取り出しに着手するのは来年となり、採取は数グラムの見通し。これまでに2回、計約0.9グラムを取り出している。
〔写真説明〕東京電力福島第1原発2号機=1月27日、福島県大熊町
2026年10月02日 11時35分