空海ゆかりの霊火堂、再建へCF=火災で全焼、1.2億円募る―広島・宮島



5月に火災で全焼した弘法大師空海ゆかりの「不消霊火堂」(広島県廿日市市宮島町)の再建に向け、資金を募るクラウドファンディング(CF)が20日、始まった。1億2000万円を目標に、来年1月4日まで受け付ける。霊火堂を管理する真言宗御室派の大本山・大聖院の吉田正裕住職(66)は「ハードルの高い金額。たくさんの真心をいただいて再建準備を進めていきたい」と語った。

この日は跡地で再建に向けた祈願祭を行った。来春にも着工し、2027年11月の完成を目指す。

同院によると、総工費は約2億8000万円を見込む。霊火堂は05年にも火災で全焼したが、今回は物価高騰などで当時の再建費の3倍に上るという。

霊火堂は宮島・弥山の山頂付近にあり、堂内には空海の修行時から約1200年燃え続けているとされる「消えずの火」が置かれていた。火災当時、火は別の場所でも保管されていた。火は広島市の平和記念公園で燃え続ける「平和のともしび」の種火にもなった。

〔写真説明〕火災で全焼した「不消霊火堂」の再建祈願祭で護摩をたく住職=20日午前、広島県廿日市市 〔写真説明〕火災発生当時の宮島・弥山の「不消霊火堂」=5月20日、広島県廿日市市(大聖院提供)

2026年10月20日 21時00分


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