
ノーベル化学賞に決まった東京理科大のそあい憲三(けんそう)栄誉教授(76)が20日、東京都内で講演し、受賞理由となった「不斉自己触媒反応」の仕組みや今後の研究について解説した。日本化学会が主催し、オンラインも含めて約2000人が聴講した。
不斉自己触媒反応は、右手と左手のような鏡映しの関係にある2種類の分子のうち、一方がわずかに多い状態から偏りを大きく増幅する仕組み。そあいさんは、この反応に至る最初の研究成果を1990年に発表し、その後わずかな偏りを大きく増幅させることに成功した。質疑応答では、今後の研究について「左右の偏りを生む原因を幅広く検討したい」と意欲を示した。
〔写真説明〕記念講演する東京理科大のそあい栄誉教授=20日午前、東京都江戸川区
〔写真説明〕記者会見するそあい栄誉教授=20日午後、東京都江戸川区
2026年10月20日 17時35分