「射殺されると思い銃撃」=警官殺害、容疑者供述―4人死亡発砲立てこもり・長野県警



長野県中野市で近隣住民の女性と警察官計4人が刃物や猟銃で相次ぎ殺害された事件で、自宅に立てこもり、警察官への殺人容疑で逮捕された青木政憲容疑者(31)が県警の取り調べに対し、「女性にばかにされたと思い、殺した。警察官に射殺されると思ったので撃った」などと供述していることが27日、捜査関係者への取材で分かった。

青木容疑者はサバイバルナイフとみられる刃物で女性2人を襲い、警察官2人を銃撃したとみられている。県警は事件の動機や経緯などを捜査するとともに、事件に使われた刃物や猟銃についても調べている。

捜査関係者によると、青木容疑者は動機に関し、県警の調べに「女性にばかにされたと思って殺した」「駆け付けた警察官に射殺されると思ったので撃った」などと供述しているという。

県警などによると、青木容疑者が襲撃に使った刃物について、目撃者は「刃渡り30センチぐらいのサバイバルナイフだった」と話している。また、同容疑者は2015年1月~19年2月、県公安委員会から「狩猟」「標的射撃」を目的に銃4丁の所持許可を受けた。散弾銃2丁、ハーフライフル銃1丁の計3丁が猟銃で、空気銃1丁も所有していた。

2023年05月27日 06時44分

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