大山阿夫利神社で「火祭薪能」=神奈川県伊勢原市〔地域〕



神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社能楽殿で、「火祭薪能」が開催された。約800人が、かがり火に照らされた舞台で演じられる能と狂言を楽しんだ。

大山は「江戸庶民の信仰と行楽の地」として古くからから親しまれ、大山能が誕生したのは約300年前の元禄年間。以後、受け継がれてきた。この催しは、実行委員会と市観光協会が中心となり、毎年10月に開催され、今回で43回目。伝統文化の世代継承も意識し、地元の子どもたちの演舞も行われた。

上演に先立ち、伊勢原市の萩原鉄也市長は「薪能は市の貴重な観光資源一つ。かがり火の中に浮かび上がる能舞台の幻想的で気品が漂う幽玄の世界を心行くまで堪能してほしい」と語った。

2024年10月08日 15時17分

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