気概示した神戸=佐々木、檄に応える―天皇杯サッカー



ハーフタイム、神戸の吉田監督は佐々木に檄(げき)を飛ばした。物足りないプレーに、佐々木も「雷が落ちるような前半だった」。人一倍燃えるものがあった。

1点リードの後半、大迫がまさかのPK失敗。流れを失ったと思われたが、GKの反則があり、やり直し。ここで吉田監督はキッカーに佐々木を指名した。大迫が止められたゴール左隅に、今度は突き刺した。吉田監督は「お前が必ず点を取ると(伝えていた)。よくやってくれた」。期待に応え、気持ちの強さを見せた。

リーグ3連覇の可能性は消えたが、しっかりと切り替えた。ルヴァン・カップ制覇の要因となった広島のセットプレーも研究して無失点。一発勝負で強さを発揮した。

2連覇まで、あと一つ。「タイトルは必要。強いヴィッセルがあると、他のチームに見せたい」と武藤。決勝の舞台となる国立競技場でもう一度、王者の気概を示す。

【時事通信社】 〔写真説明〕後半、PKを決める神戸の佐々木(手前)=16日、パナソニックスタジアム吹田 〔写真説明〕後半、PKを決めて喜ぶ神戸の佐々木=16日、パナソニックスタジアム吹田

2025年11月16日 19時48分


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