
金丸は立ち上がりに堂々とした投球を見せた。力強い直球を軸に緩急をつけて投げ、二回までは無失点。慎重になるあまりコースを狙い過ぎたそうで、三回に2四球と安打で満塁のピンチを招くと、先制の2点適時打を浴びるなど3点を失った。
左腕にとっては悔しい結果となったが、一回に中軸の打者を直球で仕留めるなど持ち味は発揮した。「いつもよりボールが先行した。もっとアバウトに投げられたら、楽に抑えられたかなと思う。いい球も何球かあった」と振り返った。
昨年3月には当時大学生ながら、強化試合で日本代表のトップチーム入りを果たした。今回、再び選出した井端監督は「非常に素晴らしい球を投げる。来年のWBCに入ってくる投手かなと思っている」と期待を寄せている。
慣れない投球間の時間制限ルール、ピッチクロックにも適応しているように見えた。「WBCの戦力になれるように頑張りたい」と金丸。代表入りを狙っている。
【時事通信社】
〔写真説明〕韓国戦の3回、先制の2点適時打を打たれた金丸(手前)=16日、東京ドーム
2025年11月16日 23時53分