長嶋さん悼み、王さんら参列=大谷はビデオメッセージ―お別れの会



プロ野球巨人の選手、監督として活躍し、6月に89歳で死去した長嶋茂雄さんのお別れの会が21日、東京ドームで営まれた。午前は長嶋さんとのコンビで「ON砲」と呼ばれたソフトバンク球団会長の王貞治さん、監督時代のまな弟子である松井秀喜さんら巨人OBや現役選手を含む約2800人の関係者が参列した。

代表してお別れの言葉を述べた王さんは、「心の中に明るい太陽のような長嶋さんが生き続けてくれると確信している。長嶋さんは永久」と遺影に語り掛けた。松井さんは「監督との縁はかけがえのないもので、私の野球人生に多大な影響を与えてくれた。明るく照らし、力強く導いてくれた」としのんだ。

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手、マリナーズなどで活躍したイチローさん、高市早苗首相はビデオメッセージを寄せて追悼。大谷は「長嶋さんが残した功績と記憶に残る活躍に感謝したい。僕たちにつないでくれたバトンを次の世代につないでいくのが使命だと思っている」と話した。

太陽をイメージした祭壇は、長嶋さんの背番号3にちなんで3万3333本の花を装飾。現役時代に使用したバット、国民栄誉賞の表彰状なども展示された。午後は約2万2800人の一般のファンが訪れ、「ミスター」との別れを惜しんだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕東京ドームで開かれた長嶋茂雄さんのお別れの会=21日午前、東京都文京区(代表撮影) 〔写真説明〕長嶋茂雄さんのお別れの会で、言葉を述べる王貞治氏=21日、東京都文京区(代表撮影) 〔写真説明〕長嶋茂雄さんのお別れの会で、展示されたゆかりの品を見る参列者=21日午前、東京都文京区(代表撮影) 〔写真説明〕長嶋茂雄さんのお別れの会で、言葉を述べる松井秀喜氏=21日、東京都文京区(代表撮影)

2025年11月21日 19時59分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース