第104回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の出場を辞退した仙台育英に代わり、宮城県代表として聖和学園が出場することが決まった。21日に日本サッカー協会などが発表した。
仙台育英は宮城県大会で優勝して同県代表に決まったが、サッカー部内で「いじめ重大事態」があったとして、出場を取りやめた。代替出場の打診を受けた同準優勝の聖和学園では、今夏に飲酒や喫煙をした複数の部員がいたことが判明。同県代表の取り扱いは「調整中」とされていた。
聖和学園によると、当該の部員は宮城県大会に出場しなかった。同校の千葉剛校長は「多くの部員については、前を向いて全力で戦ってほしいと考え、与えられた機会を受けるべきだとの決断に至った」などと説明する談話を出した。組み合わせ抽選で、同県代表は1回戦で那覇西(沖縄)との対戦が決まっている。
【時事通信社】
2025年11月21日 19時02分
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