ＳＨＩＧＥＫＩＸ、夢語る＝小学生とダンス―ブレイキン
ブレイキンのトップダンサーが子どもたちの前で踊り、語った。今月の世界選手権で初優勝した半井重幸（ダンサー名ＳＨＩＧＥＫＩＸ）＝第一生命保険＝が１８日、東京都内の小学校を訪問。２０２４年パリ五輪で４位に入賞した実力者が、４～６年生の女子を対象にワークショップを開催した。
「ＳＨＩＧＥＫＩＸ選手！」という元気な掛け声に迎えられて体育館に登場し、すかさず生徒の輪の中央でブレイキンを披露。会場は熱気に包まれた。続くトークセッションでは夢をかなえるために実践してきた３ステップを紹介。「理想の自分を明確にイメージし、実現への計画を立て、夢を周囲に公言することが大切」と語った。
質問コーナーでは夢を追う上で大切なことを問われ、「大きな壁を越えた時や夢がかなった瞬間のワクワク感を想像し続けること」と答えた。その後のブレイキン体験会には、自身が競技を始めるきっかけとなった姉の彩弥（ＡＹＡＮＥ）も登場。２人の迫力あるパフォーマンスに生徒たちは目を輝かせた。
ステップをレクチャーし、最後は全員でダンス。参加した６年生は「初めて間近でブレイキンを見た。自分の目標にどう向かえばいいか分かった気がする」と話した。
ブレイキンは２８年ロサンゼルス五輪で実施されないが、半井は世界レベルの大会で活躍している。その傍ら、互いの個性を認め合いながら自己表現できる場を広げるこの活動は今後も継続する予定。「生徒たちの一生懸命な姿に僕自身も勇気づけられた。すてきな時間だった」と語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕小学校で開催したワークショップでブレイキンを披露する半井重幸（ダンサー名ＳＨＩＧＥＫＩＸ）（左）と姉の彩弥（ＡＹＡＮＥ）＝１８日、東京都文京区
2025年12月22日 14時32分
