
フィギュアスケートで来年2月に行われるミラノ・コルティナ五輪の代表選手が21日に出そろった。3大会連続で出場する女子の坂本花織(シスメックス)は「前回の五輪から日本のレベルがどのカテゴリーでも上がっている。過去最多(のメダル)を目指せると思う」と自信をのぞかせた。
男子は鍵山優真(オリエンタルバイオ)、佐藤駿(エームサービス)、三浦佳生(オリエンタルバイオ)。ジュニア時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた同世代3人が選ばれた。最後までもつれた3枠目は三浦と友野一希(第一住建グループ)の一騎打ち。友野を推す声もあった中、全日本選手権で3位に入った三浦が上回った。
女子は勢いのある新星が代表入り。シニア1年目で17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)は鮮烈なGPデビューを飾り、GPファイナル2位でエース坂本を上回ったことが高く評価された。千葉百音(木下グループ)は昨季の世界選手権3位と国際大会の実績が十分で、全日本選手権で表彰台に立って代表の座を確固たるものにした。
ペアは金メダル候補の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)だけでなく、急成長を遂げた長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)の躍進も期待できる。日本連盟の竹内洋輔強化部長は「個人、団体で金を含む複数メダル」と目標を設定。歴代最高の成績を残したい。
【時事通信社】
〔写真説明〕フィギュアスケートのミラノ・コルティナ五輪代表に決まり、記者会見で撮影に応じる(前例左から)男子の三浦佳生、佐藤、鍵山、女子の坂本、中井、千葉。(後列左から)ペアの木原、三浦璃来、森口、長岡、アイスダンスの吉田唄菜、森田真沙也組=21日、東京・国立代々木競技場
2025年12月23日 12時42分